どうして熱は出るのか

風邪を引いて熱を出したこと、誰しもあると思います。

では、その時にどうして体温が上がったのでしょうか。

体温というのは視床下部という脳の一部でコントロールされています。

体温の設定値(セットポイント)は視床下部で決められ、現在の身体がセットポイントに対して暑いのか寒いのかを判断し、暑いとなれば汗をかいて身体を冷やそうとし、寒いとなれば身体を震わせて温めようとします。

ウイルスや細菌が身体に侵入した際に発熱物質(パイロジェン)というものを放出します。そのパイロジェンに脳が反応し、視床下部でのセットポイントが上がります。そして身体は体温を新しく設定されたセットポイントに近づけようと震えたりなどの反応をするわけです。そうして身体は熱を出します。

ちなみに感染時に体温が1℃上がると、免疫機能は5~6倍上がるとされています。

免疫反応によってウイルスや細菌が減ることで発熱も収まっていきます。パイロジェンも減っていくことで視床下部のセットポイントが下げられるからですね。その際に体温をセットポイントまで下げるために身体は汗をかくわけです。

今回はなぜ熱が出るのかについて簡単に説明させてもらいました。

発熱自体は免疫反応を高めるために必要なプロセスですので、熱が出たからといってむやみに解熱剤を使ったりはせずに熱を上手く使いましょう。もちろん発熱が高すぎたり、辛かったり、重要なイベントが控えているといった場合などには解熱剤を適切に使いましょう。

次の記事

寒い日は血圧に注意